【レジデントのためのやさしイイ胸部画像教室 第2版】レビュー

画像診断本

リーフです。現在、放射線科専攻医1年目になりました。

これまで初期研修期間を含めて、医学書100冊以上購入し、読んできました。

画像診断だけでも現在25冊以上になります。

今回は「レジデントのためのやさしイイ胸部画像教室 第2版」についてレビューしていきます。

レジデントのためのやさしイイ胸部画像教室 第2版

いやーいい本ですね。

基本的に、僕自身もかなりリサーチしてから購入して読んでいるので、

ここからしばらくは、

いやーいい本ですね。

と初めに言ってることが多いと思います笑

この本の良いところ↓

・見やすい、読みやすい

・この本1冊で胸部レントゲン・胸部CTについて十分学べる

・肺のミクロの構造が載っていて、画像所見からミクロの状態を想像できる

・肺の区域をブロンコ体操で覚えることができる

なんといってもまず見やすいですね。

開いてみればわかりますが、

かなり画像と図が多用されていて、

余白もあり(内容はしっかりと濃いものです)、

色分けもあり、

とても見やすいです。

また、書かれてる文章も口語体で、

楽しく面白く直接教えてくれているような気分になり、

非常に読みやすいです。

細かいことを言い出したら、もっと詳しい教科書や参考書はたくさんありますが、

基本的に学生~研修医であれば、

胸部画像(レントゲン、CT)についてはこれで十分だと思います。

それほど内容は濃いものになっています。

そして、画像所見を肺のミクロの構造から説明してくれていて、

これが非常に大きく見やすい分かりやすい図なんです。

ここが個人的にすごく良いなと思ってるとこです。

例えば、肺胞、二次小葉、間質、広義間質、、、

これらの構造が分かると、同じ白い所見があったとしても

「んーなんか白いな」

ではなく、

「これは広義間質の部分が白くなってるから、リンパ路の病変なのかな??」

今までよりワンランク上の読影をすることができます

また、胸部X線、CTは0.5mm以上のものが見えます。

知っていましたか?(僕は知りませんでした)

よって、血管なら0.5mm以上、気管支なら壁の厚さが0.5mm以上でないと見えません。

こういったミクロの深い内容を学ぶことができます。

それと肺の区域をブロンコ体操で覚えることができます。笑

肺の区域(S2とかS6とか)って難しいですよね~

学生・研修医に区域の知識まで必要なのかと言われると、

まあ微妙なとこではあります。

(研修医でも上葉、中葉、下葉で十分なような。)

ただ、覚えていて損はないし、

呼吸器内科・外科や放射線科をまわる際は覚えていた方がいいかもしれませんね。

ブロンコ体操って何?笑って思った人も、

ぜひyoutubeに長尾先生の動画が載ってるので見てみてください。

めちゃくちゃ覚えやすいですよ笑

すごくおすすめです。

【画像診断本:レジデントのためのやさしイイ胸部画像教室 第2版 まとめ】

胸部画像(レントゲン・CT)に関して、

学生~研修医にはこれ十分です。

そして、非常におすすめです。

もしよかったら購入して勉強してみてください。

ちなみに中古でもいい人は医学書はメルカリ等で買うのおすすめです。

医学書高いですからね・・・

それではまたーーー!

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