リーフです。
現在、放射線科専攻医１年目です。
これまで初期研修期間を含めて、
医学書150冊以上購入し、読んできました。
画像診断だけでも現在30冊以上になります。
今回は「画像解剖コンパクトナビ」についてレビューしていきます。
【画像解剖コンパクトナビ】
この本の良いところ↓
・全身の基本的な画像解剖が載っている。（画像のここがこの臓器、この部位の名前はこれ的な）
以前、このシリーズの画像診断コンパクトナビ第4版をレビューしました↓
今回は↑の画像診断、ではなく画像解剖になります。
何が違うかというと、
画像診断の方は病気がベースになっていて、
ページごとに国家試験に出やすい疾患が載っていて、
その画像的特徴はこれです。
という説明がされます。
はじめに画像解剖のページがあるので、
基本的な画像解剖はこっちでも学べるんですけどね。
今回レビューしている画像解剖の方は、
全身の画像、頭部、頸部、胸部、腹部、骨盤部の
レントゲン写真、CT、MRIについて
だいたい網羅されています。
この画像の、この部位はこの臓器、この部位の名前はこれ、
みたいな。
基本的に臨床実習で役立つ内容かと思います。
それまでは実際に画像ころころ動かすことないので、
代表的な画像（肝臓とか、膵臓とか脾臓が写っている水平断とか）だけ
なんとなく把握していれば、
どこにどの臓器があるかぐらいはわかるので、
あんまり困ることはないんじゃないかと思います。
ただ、実習になると実際に患者のCTとかMRIとか
ころころ動かすようになって、
そうすると見たことない断面がたぶんめちゃくちゃでてくると思います。
その時にどういう構造がそこにあるのか分かるようになります。
ただ、この本が必須かといわれると微妙なところで、
本がなくても、画像をころころしながらなんとなく学べる気はしています。
なので、
画像の細かいところまで知りたい！とか、
画像診断にすごい興味がある！
っていう学生さんにおすすめする本ですかね。
学生だったらやっぱりまずはこれ一冊↓でいいと思いますし、
その上でいろんな画像をさらに細かく学びたい人にはおすすめです。
あとは、一般の方で、画像の説明をされたときに
なにがなんだかわからん、
ってなってる方多いと思うんですが、
自分の画像について詳しく知りたい！
説明された構造についてちゃんと知りたい！
っていう一般の方にはおすすめかもしれないです。
ただ、一般の方が見るには情報が多すぎな気はします。
たしかに一般の方が説明を受ける機会が多いであろう、
胸部レントゲン写真とか、頭部MRI画像について載ってますので、
かなり詳しく知ることはできますが、
はたしてそこまで詳しく知りたい方がいるかどうか。。。
ただもし詳しく知りたい人がいれば、
医学生にお勧めできる内容なので、
かなりおすすめです。
そのうち一般の方にもおすすめの画像診断本が紹介できたらいいなーと思ってるんですが、
なかなかなさそうだなーとも思ってます。笑
一般の方向けの画像の本って多分需要ほぼないからないと思うんですよねー。
そのうちいい本やサイトなどあれば紹介するかもしれません。
【画像診断本：画像解剖コンパクトナビ まとめ】
必須ではないですが、
画像の細かいところまで知りたい！とか、
画像診断にすごい興味がある！
っていう学生さんにはおすすめです。
それと情報量は多いと思いますが、
自分の画像について詳しく知りたい！
説明された構造についてちゃんと知りたい！
っていう一般の方にはおすすめです。
気になったらまずは店頭でちょっとパラパラ見てみるのがいいと思います。
それで良さそうと感じたら買ってみてください。
医学書売ってる書店ってあんまないんですけどね泣
それではまたーーーーー(‘ω’)ノ
学生・研修医におすすめの厳選書です！↓
